柏原さんの日常

おるたなてぃぶな生活を

日記【9月5日】

 今日も休みだった。どんどん涼しくなってきて過ごしやすい気候になって嬉しい。

 昨日今日とアニメ版のリトルバスターズ!を観てる。リトバスは僕の人生に大きな影響を与えてくれたといっても過言ではない作品だ。原作のゲームを中二のときにプレイしてから、いわゆるノベルゲームというものが好きになった。そしてゲームだけではなく、本を読むようになったのもその頃からだ。物語を摂取するのが大好きになった。原作者であり、音楽家でもあった麻枝准のファンになった。

 それから麻枝准に憧れて、麻枝准が影響を受けた小説や音楽を掘り下げていくように摂取していった。麻枝准の影響で本を読むようになり、文学部へ入るきっかけができた。そして麻枝准の影響で音楽を聴くようになり、バンドをやるようになった。麻枝准がいなかったら、今の僕はいなかったと思う。麻枝准のせいで、良くも悪くもオタクになってしまったのだ。

 リトバスもそうだが、彼の思想は「孤独」というものを中心に成り立っていると思う。

 人はみな孤独で、決して交わることも、ひとつになることもない。でも、だからこそ、人は触れ合う。100パーセントお互いを理解できないからこそ、触れ合う。「孤独」であることを踏まえてない人間関係は依存や争いといった、悲惨な結果をもたらす。絶対的に人間は「孤独」であるからして、愛というのが生まれるのだと思う。

 100パーセントお互いが分かり合えると思うから、共依存をしてしまう。100パーセント同じになろうとするから争いが生まれる。

 そんな麻枝准の「孤独」は僕にとってある種の救いにもなっている。

 ただ行き過ぎた「孤独」もまた悲惨な結果を引き起こす。僕もあまりの孤独感に耐えきれず、幾度となく自殺をしようとした。

 どこまで人や社会と関わるか、その塩梅を自分なりにみつけていこうとするのが、人のあるべき営みであり、生きることに繋がるのだと思う。

 そんなお話でした。

 それではまた明日。