柏原さんの日常

おるたなてぃぶな生活を

2018-01-01から1年間の記事一覧

12月

気付いたら12月になっていた。早いなあ。この前まで冷房ガンガンかけてたのに。 頭の中にくっついて離れない心象風景ってあると思うんですけど、僕の場合冬の景色なんですよね。高校を雪の降る街で過ごしたってのがあるし、好きなアニメとか小説とかが冬設定…

祈りの雑記

「文学は、言葉は、あの世に向けるものだ」とある教授が言っていました。 またある教授は「優れた研究者は誰かのためだけで研究をしていない」と言っていました。 文学も研究も自分がやりたいからやるだけで、「誰かのため」とか「社会のため」とかそんな大…

詩③

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燃えるスカートの少女

今、前使っていたスマホの画像データを整理している。たった2、3年前なのにとても懐かしい。思い出は綺麗だ。経験した出来事はだいたい当時よりも時間が経ってからの方が美しく感じる。 以前僕が図書委員会の会報か何かで書いた書評が出てきた。エイミー・ベ…

先生の話

大学に入ってから塾講師のバイトをしている。最近「分かりやすかった!」とか「先生のおかげで点数伸びた!」とか言われる。素直に嬉しい。高校時代からいくつかのバイトの経験はあったけど、塾講師が一番楽しいし生き生きと仕事ができてる。 別に教育の職業…

メイドカフェにて

今日HoneyHoneyという秋葉原のメイドカフェに行ってきました。 以前に一度別のメイドカフェには行ったことがあるのですが、そこはエンタメ系と言われるタイプのメイドカフェでした。猫の世界という設定で、僕もネコミミをつけて色んな場面でニャンニャン言わ…

憎しみの代わりに愛すること

憎しみの代わりに愛することができたなら、世界は少しだけ良くなるんじゃないかと思う。 僕の父親の実家は東日本大震災の被災地だった。僕に近い親族の多くは海抜の高いところに住んでいたから無事だったけれど、港の方に住んでいた親族は何人か亡くなったそ…

ラストティーンと回転木馬と三月と

今日でとうとう19歳になってしまった。 正直ここまでくるなんて思ってなかった。去年の今日もそうだったけど、何が失われたような感覚がある。モラトリアムがちゃくちゃくと終焉に向かってる。ひしひしと、じりじりと、足音を立ててこっちに近づいてきている…

終末と青い車

友人とのLINEでこんな話題が持ち上がった。 「もし世界が終わるとしたらどう過ごす?」 僕は彼女と人気のない海岸に行って、「世界終わっちゃうね〜」なんて焦りもなく他愛のない話をしたい。それで出来ればスピッツの「青い車」をBGMにしたい。まあ彼女おら…

平成最後の三ツ矢サイダー

僕の家には冷蔵庫がない。 上京するときに買っておくべきだったのに、その時何故か「無くても困らないだろう」という考えに至り、冷蔵庫無しで新生活4ヶ月目を迎えてしまった。 ところが気がついたらもう東京は夏だ。茹だるような暑さと張り付いたシャツにイ…

詩②

街宣車、思想家たちは祭囃子 雑踏に叫ぶ、彼らの愛。それもまた雑踏に変わる ローファー、サンダル、スニーカー。普遍になってアンサンブル 絶対がないことを知ってる人はどれほどいるんだろう 思想家、それでも叫ぶ。彼らの愛 流動する都市、激情さえ無知、…

死について思うこと

心理学の講義を受けていると、後ろの方から「死にたければ死ねばいいのに」と女子の声が聞こえた。その講義ではNHKの番組を見せられて、その番組では生きるのに苦しむ若い世代の人たちが、体験を語ったり、「生」について話し合ったりするものだった。 僕の…

詩①

鉄くずで作られた空想のうえを、歩く ぽつり、ぽつりと、こぼれ落ちる記号を 集めて、積み重ねて、そしてまた崩す 繰り返し、繰り返す ぐるぐるまわる洗濯機のような 生活 歪みが、ひとつ、またひとつ 増えていくたび、忘れる 錆び付いた写真、壊れた玩具 ど…

無気力に言の葉

昨日、友人から相談(というほどでもないが)LINEがきた。 「Hey 柏原 心が辛いよ」と、AIにでも投げかけるかのように。 「心が辛い」なんてのは僕らにとってはよくあることで、問題はどのように心が辛いのかだと思うから、話を聞いてみると「無気力で何も出来ない…

青い髪の女の子と

ここ最近、受験期で観れなかった(読めなかった)分、アニメやら小説やら漫画やらを消費してる。慣れない新生活の数少ない楽しみだ。それにいつだって擦り切れる僕の心を癒してくれるのはそういった物語で、そこに登場する女の子だった。 先日「Re:ゼロから始め…

最近のART-SCHOOL

アートスクーラーとして恥ずかしながら、先日ようやく最新盤の『In Colors』を購入した。僕が新譜を買うくらい好きなバンドは数少ない。ART-SCHOOLはそのひとつ。 だいたい僕の好きなバンドは、やっぱり初期が一番だなと感じることがほとんどで、最近になる…

天才だった頃の僕に

才能ってなんだろう。 僕が小・中学生の頃は自分が才能のある人間だと信じていた。知識も豊富だったし、大して勉強しなくてもテストでそこそこの点数を取っていたし、小・中学生にしては深く物事を考えることをしていた。周りを見下すまではいかなくても、「…

深夜0時のコインランドリー

大学進学のために上京してから10日が経った。依然として何かが進展したような心持ちはしない。大学構内ではどこか楽しげな、開放的な雰囲気が充満していて、自由を歓迎するダンスホールのようにも思える。それはもちろん僕も同じで、自由が増えたのは事実だ…

150円の関係性

僕は何かを貸し借りするのが好きだ。もちろん安上がりだという理由もあるけれど、賃借している相手との関係がはっきり存在しているのが嬉しい。貸主と借主にすぎない関係であっても、少なからずその間に信頼が橋になってる。何よりモノを返す(返してもらう)…

記憶に縋っても

ここ最近中学の同級生に会うことが多い。僕自身はあまり中学時代の人間関係が良好だったとは言えないので、今更会って何を話すんだってところだけど、本当に仲の良い友人が集まりに誘ってくるので断りきれない。久しぶりに会って嬉しい友人も何人かいるし。…