柏原さんの日常

おるたなてぃぶな生活を

6/17、出演者紹介

柏原です。

今回は6/17の出演バンドの紹介をしたいと思います。紹介とかオススメのような「好きなものを他人に推し勧める」行為はオタクの得意分野でありまして、幾度となくこれを繰り返し、何回周囲から嫌悪されたことでしょうか。KEYT○LKが好きなキャピキャピ高校生にthe c○bsを勧め、「こんなの私の知ってる義勝じゃない!」と嫌がる相手を見て興奮するのが僕の性なのです。さあ君も一緒に絵画の海に溺れようや…なぁ…。

 

と言いましても今回出演のバンドは全組ナイスでグッドでクールなバンドです。今回は柏原が保証します。

 あくまで柏原の個人的な意見で紹介させていただくので……。

 

まず1組目

【Esto】

「青い約束」

 Esto - “青い約束” MV - YouTube

 

哀愁エモなギターロック。

僕はギターロックは真っ直ぐで王道感あるのが好きなのですが、Estoはこの少し重く渋い感じがたまらない…。ベースとリードギターのフレーズとかグッとくるのが多いし、哀愁漂いながらもガツンと力強いリズムで王道ギターロックであることを忘れていないからこそ僕の心を掴んで離さない……。

エモいバンドの歌詞って難解で独りよがりなときがしばしばあるなって思うんですけど、Estoの歌詞はそうじゃなくて、誰しも感じたことのある、日常に潜んでいる哀愁や焦燥をしっかり伝えてくれるから魅力的なのかなと。(夕方帰宅するときによく春愁EPリピートして激エモ感じてます笑)

サウンドも演奏もめちゃくちゃカッコよくまとまっていて、バンドやってる地元の高校生のあいだでも目指すところというか手本になっていると思います。

演奏してる姿もカッコイイ。特にBa.ヘルさんのベースの弾き方がぐう好きでして…笑

ヘルさんが前に「若い子たちに好かれるような感じじゃないでしょ笑」と言ってましたが、まっすぐがっちり(僕だけじゃなく)ティーンのハートを掴んでますよ!

渋く硬派でありながら人を惹き付ける楽曲と演奏力、そして17日はメロイックサインを掲げよう!笑

 

2組目は

【hiyorimi】

「明日、その坂を上ったら」

hiyorimi/明日、その坂を上ったら - YouTube

 

エモ、ポストロック、シューゲイザー、激情系といったジャンルの影響下にある静岡・浜松のバンド。静岡の騒弦というライブハウスで対バンさせてもらったのが出会いですが、対バンする以前に騒弦のオーナーの方に勧められて初めて知りました。最初にYouTubeでライブ映像見たときに、静岡にこんなバンドいたんだ!って衝撃を受けた思い出があります。僕にとって"激情"というとAnd Protectorを好んで聴いていたのですが、hiyorimiはそれこそシューゲイザー色も強くナードな面から激情を表現するバンドだなと。The RestaurantとEstoが日常的だとするなら、hiyorimiは文学的に"退廃の中の美しさや希望"を打ち出してくる感じがします。僕はそういったものが大好きですし、hiyorimiが僕の世界を覆ってるときの感覚がひたすら心地いいんです…。「明日、その坂を上ったら」が特に好きな曲で。イントロの疾走感、立て続けに吐き出されるAメロの哀しい物語のようなリリック、そしてクリアなアルペジオを経て聴き手の世界を覆うノイジーなギター、ラストにリフレインされる「ふたりで逃げよう」。このラストの「ふたりで逃げよう」ってフレーズ、ナードが好きじゃない訳ないじゃないですか笑

hiyorimiは僕が望んでいた激情系の1つなのかもしれません。そんなバンドを企画に呼べたのは凄く嬉しいことです。当日は「ふたりで逃げよう」、シンガロング必須で笑

 

3組目は

【The Restaurant】

「Summer」

The Restaurant - Summer 【Music Video】 - YouTube

 

この企画の常連で毎回誘ってるThe Restaurant。今回は新譜のミニアルバムを引っさげてレコ発ギグ!上のMVの「Summer」って曲、前作の深夜二時ep.にも収録されてたのですが、音がめちゃくちゃ良くなってる…!荒さがなくなってクリアで聴きやすく、僕の好きなサウンドに…!笑

音楽と人間性って切り離して聴くべきだという意見をよく耳にしますが、The Restaurantはメンバー方の人柄があってのものだと思っていて、真っ直ぐで誠実な人間性を通してThe Restaurantの音楽が好きになっていくし、音楽を通して人間性が好きになっていくんです。メンバーの方と僕で同じ音楽を好きだったりするのですが、レストランを聴くと、GRAPEVINESyrup16gACIDMANといった、あのゼロ年代の感動はちゃんとここで息をしているんだって感じます。僕は今17歳なので実際ゼロ年代を体感したことはありませんが、大きな憧れはあって、それをリアルに感じられるのがThe Restaurantなんだと思います。

確かにこのバンドはプロではないです。働きながら音楽を生み出す物凄くインディーズらしいインディーズバンドです。けれどそんな状況下でやってるからこそ見い出せる感動があって、心に響く曲があって、"暮らしの中で"僕らが忘れちゃいけないもの、大切にすべきものを伝えてくれるThe Restaurant。当日はグッドリリックをグッドメロディにのせてみんなで歌おう!笑

(それとFurther Platonicの芹澤さんがThe Restaurantについて書いたブログもぜひ見て欲しい…!)

http://www.furtherplatonix.net/2017/05/24/summerrestaurant/

 

どのバンドも僕の青春期をどこまでも青く染め上げてくれた、1人のリスナーとして大好きなバンドです。

 

そして、最後に僕のバンドを…ちょろっと笑

【Seagull】

「夏風、少女に溶けて」

Seagull on Twitter: "昨日のSeagull at 騒弦 Ba.花房くんはこの日卒業式だったのでもう二度とこの制服を着ることはないんです。…そう…ないんですよ…(激エモ) https://t.co/BsxK9fJJTa"

 

クソ下手な弾き語りをやってた僕(今もですが)はもともとバンドがやりたくて、でもなかなかうまくいかなくて。それでもなんとかメンバー集めて去年の夏からやり始めたのがこのSeagullでした。

ART-SCHOOLとかナンバガとかSyrup16gとかの影響下にあるのかな?(「夏風、少女に溶けて」なんかは完全にナンバガのフォロワーソングだけど笑)

絶賛ティーンの僕は表現のテーマとして「消失と焦燥と憧憬と」ってのを持っていって、大人になることの否定とまでは行かないけど"あどけなさ"を大切にしていこうって感じで曲を作ってます。

僕はメンバーが大好きだし、ここが自分らしくいられる場所なのかなと。

だからってわけじゃないけど17日は思いっきりライブをしたい。対バン豪華だけど気負わずにやりたい。

 

とにかく口で言ってもしょうがないので見に来て欲しいです。6/17(土)、16:30から三島スタジオO&Kで待ってます!ぜひ!