柏原さんの日常

おるたなてぃぶな生活を

深夜0時のコインランドリー

 大学進学のために上京してから10日が経った。依然として何かが進展したような心持ちはしない。大学構内ではどこか楽しげな、開放的な雰囲気が充満していて、自由を歓迎するダンスホールのようにも思える。それはもちろん僕も同じで、自由が増えたのは事実だ。辛気臭い家庭もよく分からない校則もなく、自分が好きなように選択して生きていけるわけで、不自由なことがあるとしたらまだ洗濯機と冷蔵庫がなくて困ってる程度。

 だけど多分自由ってのは孤独に近いものだと思う。自分を取り巻くしがらみを全て捨て去ったのが自由だと言うなら僕はそんなもの欲しくはないし、僕が欲しいのはほんの少しの安心で、心の許せる空間なんだ。

 さっきも言ったように僕はまだ洗濯機を買っていない。だから定期的にコインランドリーに来てる。どうでもいいけど僕は深夜の誰もいないコインランドリーが好きだ。そこで音楽を聴きながら、チューハイを飲んで、グルグルと回る洗濯機を見るのが最近の趣味になってきてる。グルグル回る洗濯機にはどこかハムスター的な可愛さがあって愛着が湧いてきてるとかきてないとか。

 まあそこまではいかないにしても一人で落ち着けるのがこの場所のいいところだ。でも寂しいことは寂しい。となりに他愛のない会話を楽しめる子でもいたらななんて思う。

 例えば高校の友人なら僕が

「なあ、この洗濯機同じところを繰り返し回り続けてさ、バカみたいだなって思うけど僕らも大概だよなぁ」

 って言えばきっと呆れた顔をしながらも、あーだこーだと取り留めのない話をしてくれるだろうけど、実際友人たちは近くにいないわけで。仕方なく、これまたベタだけどくるりの「東京」を流して気を紛らそうとしても逆によりしんみりしちゃって。本当に洗濯機と変わりない生き方だ。

 東京に来てからそんなこんなで閉塞感をより感じるようになったけど、その生活の中で欲しいのは自由じゃない、やっぱり安心感。ほんの少しの幸福。例えばいつの日か人の少ない図書室や放課後の教室でそうしたように、深夜のコインランドリーで他愛のない会話ができる女の子がいてくれたらなと思う。その子は僕と同じような閉塞感や不安感に苛まれていて、水曜日24時のコインランドリーで、最近の出来事や愚痴や、小説や映画の話や、他愛のない会話をする。ライトノベルの読みすぎな気もするけど、本当にそれだけでいいんだ。僕にとって幸福はそういう他愛のない空間にあるのだろうし、今僕を救ってくれるものがあるとしたら間違いなく、深夜0時のコインランドリーで憂鬱そうにしてる女の子だと思う。

150円の関係性

僕は何かを貸し借りするのが好きだ。もちろん安上がりだという理由もあるけれど、賃借している相手との関係がはっきり存在しているのが嬉しい。貸主と借主にすぎない関係であっても、少なからずその間に信頼が橋になってる。何よりモノを返す(返してもらう)ために必然とまた会う機会が約束されてる安心感がある。

 今日は高校の離任式だった。実質最後の登校日みたいな感じ。多くの友人とは離ればなれになるので、当たり前だけどこれから会う機会は滅多になくなる。今後一生会うことのない人もでてくるに違いない。僕は割とこういうのに悲しくなる人間だ。不安なので仲の良かった友人に「寂しいから東京に遊びにきてよ」というと「いいよ、誘ってくれればいつでも行くよ」と返してきた。優しいなと思うけど、どうしても社交辞令のように聞こえてしまう。いずれ誘っても迷惑がられるのでは、きっとあっちで別の友人を作って僕のことはどうでもよくなるのでは、とかなんとかかんとか。被害妄想癖。

 式が終わってから卒業式で渡せなかった花束を担任に渡すと純粋に喜んでくれた。嬉しい。その花束は前日に僕が立て替えて購入したものなのでクラスメイトからお金を徴収する。1人150円ずつだったけど、前もって言っておくのを忘れてたので、小銭がない人も何人かいた。なので代わりにカラオケの割引券や千円分の商品券(一体どこで使えるのかは分からない笑)を渡してきたりした。さっきの仲の良い友人も小銭がなかったらしく、

 「東京遊びに行くから、そんときに返すよ」と言う。

 やっぱり乙な友人だなと安心したし、たかだか150円の貸しなのにそれがとても価値のあるものに思えた。絶対に返してもらわないといけないな。

記憶に縋っても

ここ最近中学の同級生に会うことが多い。僕自身はあまり中学時代の人間関係が良好だったとは言えないので、今更会って何を話すんだってところだけど、本当に仲の良い友人が集まりに誘ってくるので断りきれない。久しぶりに会って嬉しい友人も何人かいるし。それでも旧友と話しているときでさえ辛くなることがある。なんとういうか僕と彼らとの"相違"がひしひしと伝わってくるような。誰かは就職をして立派な社会人に、また誰かは名門大学に進学、はたまた学校を退学してヤクザになりそうなやつもいた。別に羨望や軽蔑の念を持ってるわけじゃなくて、周りが変わっていくことがただ悲しい。当たり前のことだとは分かってるけれどなんだか悲しい。同時に僕はなにをやってるんだろうと思う。中途半端な人間だなとも思う。

 「お前は変わってないよな」と昔の同級生たちは口を揃えて言う。そう言ってくれるのは安心するけど、そうじゃないよと返す。みんなはそう思っていてもね、表に出さなくてもね、汚い大人に近づいた気がするんだよ。

 でも自分が変わる以上に他人が大人になって変わっていくことのほうが心にくる。

 高校時代、放課後に他愛のない話をし続けた友人もすぐに大人になって愛想笑いに磨きがかかるのだろうし、昔好きだった女の子もこのままサッカー部か野球部の男の子と明るい家庭を築いていくんだろう。

 それは仕方のないことで、受け入れて祝福するべきことなのかもしれない。けれどわだかまりは消えない。

 今日も友人に会った。

 「明日大学の方に引っ越すから、思い出の場所巡りしてたの。そのとき好きだった音楽聴きながらね。」と彼女が撮った小学校や中学校の写真を見せてきた。涙出てきちゃうよね〜なんて言って、彼女の昔話もしてくれた。音楽関係で高校時代に知り合った友人なので彼女の学生時代はよく知らない。どうやら彼女は見た目のことで色々と中学時代に辛い思いをしたらしい。それでも笑顔で「そういう経験したから私だけは優しくなりたい」と言う。進学先は精神関係の福祉大学らしい。「ここから離れるのは寂しいし、これから不安しかない。けどまた就職は戻ってくるつもりだからね」

 子供っぽい彼女も4年後には大人になって帰ってくるんだろう。けれどその変化だけは楽しみに思えた。憧れもした。そして彼女の純粋さだけは変わらないように思う。多分辛い思い出も含めて綺麗なものとして受け入れてるからだ。

 僕もこれから東京にいって、あくせくと変化していく環境に呑まれていって、また誰かの近況報告に一喜一憂していくんだろう。誰かが思い出にすがるのは醜いことだと言っていた。僕も極度に記憶を美化しすぎるのは嫌いだ。それでも思い出が何かを綺麗にすることは知っている。音楽や小説や、自分自身や。どれだけ醜くすがってもいいから、記憶の中だけでもいいから、僕も、できれば周りも、純粋なままでいてくれたらなと願いながら、久しぶりに僕はフジファブリックのファーストアルバムを再生した。

6/17、出演者紹介

柏原です。

今回は6/17の出演バンドの紹介をしたいと思います。紹介とかオススメのような「好きなものを他人に推し勧める」行為はオタクの得意分野でありまして、幾度となくこれを繰り返し、何回周囲から嫌悪されたことでしょうか。KEYT○LKが好きなキャピキャピ高校生にthe c○bsを勧め、「こんなの私の知ってる義勝じゃない!」と嫌がる相手を見て興奮するのが僕の性なのです。さあ君も一緒に絵画の海に溺れようや…なぁ…。

 

と言いましても今回出演のバンドは全組ナイスでグッドでクールなバンドです。今回は柏原が保証します。

 あくまで柏原の個人的な意見で紹介させていただくので……。

 

まず1組目

【Esto】

「青い約束」

 Esto - “青い約束” MV - YouTube

 

哀愁エモなギターロック。

僕はギターロックは真っ直ぐで王道感あるのが好きなのですが、Estoはこの少し重く渋い感じがたまらない…。ベースとリードギターのフレーズとかグッとくるのが多いし、哀愁漂いながらもガツンと力強いリズムで王道ギターロックであることを忘れていないからこそ僕の心を掴んで離さない……。

エモいバンドの歌詞って難解で独りよがりなときがしばしばあるなって思うんですけど、Estoの歌詞はそうじゃなくて、誰しも感じたことのある、日常に潜んでいる哀愁や焦燥をしっかり伝えてくれるから魅力的なのかなと。(夕方帰宅するときによく春愁EPリピートして激エモ感じてます笑)

サウンドも演奏もめちゃくちゃカッコよくまとまっていて、バンドやってる地元の高校生のあいだでも目指すところというか手本になっていると思います。

演奏してる姿もカッコイイ。特にBa.ヘルさんのベースの弾き方がぐう好きでして…笑

ヘルさんが前に「若い子たちに好かれるような感じじゃないでしょ笑」と言ってましたが、まっすぐがっちり(僕だけじゃなく)ティーンのハートを掴んでますよ!

渋く硬派でありながら人を惹き付ける楽曲と演奏力、そして17日はメロイックサインを掲げよう!笑

 

2組目は

【hiyorimi】

「明日、その坂を上ったら」

hiyorimi/明日、その坂を上ったら - YouTube

 

エモ、ポストロック、シューゲイザー、激情系といったジャンルの影響下にある静岡・浜松のバンド。静岡の騒弦というライブハウスで対バンさせてもらったのが出会いですが、対バンする以前に騒弦のオーナーの方に勧められて初めて知りました。最初にYouTubeでライブ映像見たときに、静岡にこんなバンドいたんだ!って衝撃を受けた思い出があります。僕にとって"激情"というとAnd Protectorを好んで聴いていたのですが、hiyorimiはそれこそシューゲイザー色も強くナードな面から激情を表現するバンドだなと。The RestaurantとEstoが日常的だとするなら、hiyorimiは文学的に"退廃の中の美しさや希望"を打ち出してくる感じがします。僕はそういったものが大好きですし、hiyorimiが僕の世界を覆ってるときの感覚がひたすら心地いいんです…。「明日、その坂を上ったら」が特に好きな曲で。イントロの疾走感、立て続けに吐き出されるAメロの哀しい物語のようなリリック、そしてクリアなアルペジオを経て聴き手の世界を覆うノイジーなギター、ラストにリフレインされる「ふたりで逃げよう」。このラストの「ふたりで逃げよう」ってフレーズ、ナードが好きじゃない訳ないじゃないですか笑

hiyorimiは僕が望んでいた激情系の1つなのかもしれません。そんなバンドを企画に呼べたのは凄く嬉しいことです。当日は「ふたりで逃げよう」、シンガロング必須で笑

 

3組目は

【The Restaurant】

「Summer」

The Restaurant - Summer 【Music Video】 - YouTube

 

この企画の常連で毎回誘ってるThe Restaurant。今回は新譜のミニアルバムを引っさげてレコ発ギグ!上のMVの「Summer」って曲、前作の深夜二時ep.にも収録されてたのですが、音がめちゃくちゃ良くなってる…!荒さがなくなってクリアで聴きやすく、僕の好きなサウンドに…!笑

音楽と人間性って切り離して聴くべきだという意見をよく耳にしますが、The Restaurantはメンバー方の人柄があってのものだと思っていて、真っ直ぐで誠実な人間性を通してThe Restaurantの音楽が好きになっていくし、音楽を通して人間性が好きになっていくんです。メンバーの方と僕で同じ音楽を好きだったりするのですが、レストランを聴くと、GRAPEVINESyrup16gACIDMANといった、あのゼロ年代の感動はちゃんとここで息をしているんだって感じます。僕は今17歳なので実際ゼロ年代を体感したことはありませんが、大きな憧れはあって、それをリアルに感じられるのがThe Restaurantなんだと思います。

確かにこのバンドはプロではないです。働きながら音楽を生み出す物凄くインディーズらしいインディーズバンドです。けれどそんな状況下でやってるからこそ見い出せる感動があって、心に響く曲があって、"暮らしの中で"僕らが忘れちゃいけないもの、大切にすべきものを伝えてくれるThe Restaurant。当日はグッドリリックをグッドメロディにのせてみんなで歌おう!笑

(それとFurther Platonicの芹澤さんがThe Restaurantについて書いたブログもぜひ見て欲しい…!)

http://www.furtherplatonix.net/2017/05/24/summerrestaurant/

 

どのバンドも僕の青春期をどこまでも青く染め上げてくれた、1人のリスナーとして大好きなバンドです。

 

そして、最後に僕のバンドを…ちょろっと笑

【Seagull】

「夏風、少女に溶けて」

Seagull on Twitter: "昨日のSeagull at 騒弦 Ba.花房くんはこの日卒業式だったのでもう二度とこの制服を着ることはないんです。…そう…ないんですよ…(激エモ) https://t.co/BsxK9fJJTa"

 

クソ下手な弾き語りをやってた僕(今もですが)はもともとバンドがやりたくて、でもなかなかうまくいかなくて。それでもなんとかメンバー集めて去年の夏からやり始めたのがこのSeagullでした。

ART-SCHOOLとかナンバガとかSyrup16gとかの影響下にあるのかな?(「夏風、少女に溶けて」なんかは完全にナンバガのフォロワーソングだけど笑)

絶賛ティーンの僕は表現のテーマとして「消失と焦燥と憧憬と」ってのを持っていって、大人になることの否定とまでは行かないけど"あどけなさ"を大切にしていこうって感じで曲を作ってます。

僕はメンバーが大好きだし、ここが自分らしくいられる場所なのかなと。

だからってわけじゃないけど17日は思いっきりライブをしたい。対バン豪華だけど気負わずにやりたい。

 

とにかく口で言ってもしょうがないので見に来て欲しいです。6/17(土)、16:30から三島スタジオO&Kで待ってます!ぜひ!

Teenage Holidays vol.6によせて

お久しぶりです。柏原です。

別れと出会いの季節も過ぎ、夏の気配も少しずつ見えてくる頃かと思います。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?

「〜〜でしょうか?」と訪ねたところで他人の近況なんてあまり興味無いですし、オタクとしては「早く自分語りしてぇ…」という気持ちでいっぱいなのです。

ということでさっさと本題に入ろうかと。

 

Twitterでも宣伝しましたが、今回も柏原企画こと「Teenage Holidays」を開催します。僕が受験を控えていて今回を期に当分企画はお休みになるので、今までの総括といいますか、ちょっとした区切りのライブになります。前回から約半年のスパンが空いてたみたいですが全然そんな感じしません。時間の流れは早いですね。

それでも今回で第6回目、結構やってきたなと。

最初は完全な高校生ライブとして始まり、以降社会人バンドも参加してきたこの企画も基本的には学生主体のライブでした。しかし今回は社会人バンドばかり。なので「Teenage Holidays」という企画名も変えて行おうかと思ったのですが、やっぱり「Teenage Holidays」という名前には思い入れがあり、名付けの理由でもある「学生が来やすく、楽しみやすいライブ」というコンセプトは変わらないのでこのままということになりました。

 

そんなこの企画なのですが、批判もされていたようでやめようと思うことも度々ありました。と言っても僕の不甲斐なさが原因ですし、僕自身嫌われたり批判されても当然な人間性をしてるので強く言い返せないのですが、それでも応援してくれる人やよく来てくれる人、良かったと言ってくれる人はいて、そういう人たちのお陰でやれてる企画だと思っています。

僕にとってこの企画は、地上から少し降りたところにあるスタジオは、一種の避難所、"シェルター"であると感じています。

家庭や学校、音楽のことで心が疲弊する毎日で、"優しさ"や"純粋さ"といったものが薄れていくのにひどく悲しくなることが多い僕にとって、この企画は優しくいられる、純粋な感情を持てる(気がしてるだけなのかも知れませんが…)場所なのかなと。

だからという訳だけではありませんが、やるからには来て下さる人の多くが純粋に楽しんでもらえるように頑張ります…!

 

フライヤーエモい感じになりました

 


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僕が今まで出会った最高にエモいバンドを呼べたので、6/17ぜひ!(ちなみに僕はSeagullってバンドで出ます)

また出演バンドに関しては後日(勝手で申し訳ないですが)紹介をまとめさせていただこうかと…!

「いつかの淡い感情/儚い青春を取り戻せ/みんなのシェルター/ナード記念日」って感じで笑

はろ〜2017

あけましておめでたくないです。

僕はずっと2016年でいたい。

それでも来てしまったものは仕方ないので、「おめでとう」と思わなくちゃやってけないのです。エモいね。

 


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とはいえ、昨年は多くの人にお世話になった(なりすぎた)ので心から''ありがとうございます''

 

そろそろ高3だよ。高校生活も終盤。

「学生時代なんて途方なく長く感じる」って誰かが言ってたけどそんなの嘘だった。大人になれば子供の時よりも時間の経過を早く感じる、というのはなんとなく分かるけどさ。

時間に追われ、残りの時間を数え、焦燥感に駆られてるのに惰性に身を置くこともしばしば。ここ最近はその''時間''に敏感になってきてる。僕はいわゆる進学校に通っていて、3年の夏に入る前には机とマブダチになっていなければならない。ドキドキワクワクの学畜エモ生活の始まり。助けてサッドマシーン。

遊んでいられるのも今のうちで、学畜エモ生活を抜け大学編へ行ったとしても、おそらく地元を離れてる。大好きな地元のバンドや友人との接点が薄くなる。

今更だけど青春らしいことをたくさんしたかった。(例︰夏の陽射しが照りつける坂道を女の子と駆け上がり、火照ったその子の頬に不覚にも心を踊らされる。など)

いやまだ高校生でいられるけどさ。現実はねぇ…(例︰8×4やいい香りのするハンドクリームを嗅ぎながらゲーム上の女の子にマジ恋する。など)

今までは「青春は今しかねえ!」って熱血を斜めから見てたけど、こうなってくると嫌でも共感してしまう。

結局自分がやりたいことは自分が張り切ってやんなきゃなんで頑張ります。

 

周りの人見てても、自分を省みても、何か一つの作品を作り上げるってことを目標にしたい。1番身近なのだとやっぱり音源。

結果どうなるにしろ、それを目標にして残りを駆けていければいいと思うしね!

 

それと1月、たくさんライブやらせていただけることになりました!

こんな感じ↓

 

1/5︰『This One』三島ゴリラハウス(Seagull)

1/15(日中)︰『New Age Riot』三島Via701(柏原独り)

1/15(夜)︰『新春アコ祭り!』沼津Quars(柏原独り)

1/22︰『Teenage Holidays(自主企画)』三島スタジオO&K 

1/28︰『The Restaurant企画』静岡騒弦(Seagull)

1/29︰詳細未定 (柏原独り)

 


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こんなに決まってるのも誘ってくれる人とか出てくれる人とかお客さんとか、そういう人たちのおかげです。騒弦でやれると思って無かったし、高校生が多いライブにでれるの何気に嬉しい。

 

ギターも歌も大して上手くないうえに、作る曲も拙くて、周りの高校生にウケそうにもないけど、僕は自分が素敵だとおもう世界を曲で表現したい、それを出来れば聴いてほしいから、ちょっとずつでもね!

死ぬほどきてほしくなかった2017年によろしくおねがいします!

 

最後に1年が激エモになりそうな曲貼っておきますね

Syrup16g - 明日を落としても - YouTube

 

街の青を

初回から少しスパンが空いたけど書きます。音楽の話と、どうでもいい身の上話でも。あくまで自己満。

 

自分は地元でライブをやったりライブを見に行ったりしてる。 だからライブハウスとかスタジオとか楽器店とかにはよく顔を出すしそこで知り合った人も少なくない(初回で言ったとおりです)

プロと同じように大好きな地元バンドもたくさんいる。特に三島のThe Restaurantってバンドが好き。

HOLIDAY! RECORDSでもE.P売ってて、ちょうどSoundCloudにお気に入りの曲があがってるからぜひ聴いて!↓

The Restaurant / 深夜二時 by HOLIDAY! RECORDS | Free Listening on SoundCloudThe Restaurant / 深夜二時 by HOLIDAY! RECORDS | Free Listening on SoundCloud

 

荒いサウンド、シンプルな曲構成

「アジ○ンとかエルレ○ーデンとかその年代の影響バリバリ受けてるでしょ!」って感じ。このバンドのそういった真っ直ぐさが最高。(E.P.に入ってるアップテンポの「Summer」って曲は特に)

僕はその90年代後半〜00年代前半の邦ロック大好きマンだから、The Restaurantを嫌いなわけがない。実際この曲作って歌ってるBa.&Vo.の井手さんと話したときも、ART-SCHOOLGRAPEVINEを意識してられるようでした。

 

GRAPEVINEの影響もあるのか歌詞に引き付けられる。

1番目のAメロ

深夜二時をファミレスの灯りが照らす

眼に映るケチャップの赤が騒ぐ

 情景描写から入るのがとても良き!

ケチャップの赤が騒ぐ」って表現がいいよね。

こっからも映像的な描写が続き、

 

そしてサビで

光と闇が照らしたのは思いを持った街の青でした、見えるか?

どこかGRAPEVINEっぽい

最後「見えるか?」 そう問い掛けられたときにAメロ〜サビへと続いた情景描写が歌い手だけのものじゃないんだってことが分かる。

一気に聴き手のモノへと変わったり置き換えたりすることができる。それでいて光と闇が照らす「青」っていうのは、きっと人によって違うと思うし、何より「''街の''青」なんだ。

その「青」がどんな方向性でどれほどの大きさのものなのかは分からない。

でもそれはきっと街の中、身近な日常の中にあるものなんじゃないかな。

 

「近いからよく見失うけど、大切なことは確かにそばにある」

そんな感じの歌だと勝手に思ってる。

作者の本意とは違ったら凄い失礼なことでも、僕はそう感じてこの曲に救われてきた。

 

救われたって言うと重いけど、このバンドと曲にお世話になったことが多々ある。

 

こっからは身の上話というか最近思い返したことを。「てめぇそのツラでメンタルヘラってんな!きめぇ!」って方は飛ばしてくれい。

 

 

 

身近な人にしか言ってこなかったけど、今年父親が亡くなった。割と最近。

自分が中学の時に両親は離婚し、僕は母方に引き取られて静岡に残り、父親は東北の実家へ帰った。

(母親は父に酷い仕打ちや罵倒をするような面もあるから正直苦手で、現在もあまりよくはない関係が続いてるけど、養ってもらってる分何も言えないし、感謝してる面も小さくない)

父方の祖母は年取って田舎に一人暮らしでいるから何かと不便だろうし、父は父で静岡が好きではなかったうえに、病気も抱えていたので田舎の地元へ帰るってのはベストな選択だったと思う。

だからなのか、父の訃報を電話で告げられたときに泣くこともなくただ呆気にとられてた。祖母の家を訪問したときも、綺麗に置かれた仏壇と少し若い頃の父の遺影が現実味を帯びていなくて、悲しいことは悲しいけれど形のある実感はないままだった。

 

そして今日祖母に電話をしたとき父親が亡くなる直前の話を聞いてボロボロ泣いた。

悲しみとか後悔とかたくさん思うことがあって複雑で、表現能力に乏しい僕には何とも形容しがたいのだけれど、やっぱり身近にあったんだってそう確信した。気付くのは遅すぎたけど。

 

そんなことがあって丁度「深夜二時」を聴いてたから書こうと思い、今に至るんです。

 

自分は世間も知らない若干ゆとりのクソガキだ。だけどせめて今の日常を大切にしていけたらと思う。

街の青がはっきりと見えるように。

生きてる僕にとってやれることは、それしかないんじゃないかな?

頑張るぞい!

 

The Restaurantのもう1人のボーカルでリズムギターのゆうやさんの曲も大好きなんだ。

この曲も深夜二時と同じようにお世話になった曲。この曲もまたブログで書きたいなーなんてw

ライブ映像だけど是非見て!

2013年、冬

 

The Restaurant/2013年、12月、冬 - YouTubeThe Restaurant/2013年、12月、冬 - YouTube

 

それと最後にちゃっかり宣伝

来週11/6(日)に三島広小路駅すぐちかく三島スタジオO&Kでいつもの企画やります!

今回企画名改めて「Teenage Holidays」

学生がほとんどだけど、みんないいバンドとユニットでおすすめ!念願だったThe Restaurantも初対バンで、僕のやってるSeagullも結成2回目のライブ

スタジオライブだけど入場無料!

気軽にこれて気軽に楽しめるライブになればいいなと!音楽だけじゃなくて、このライブを通じて新しい交流が出来てくれは万々歳!

 

このこじんまりとしたライブも''街の青''になってくれればね

 

ぜひ!

三島スタジオO&K

柏原企画「Teenage Holidays」

Open:13:45/Start:14:00

 The Restaurant/Seagull/林檎ぷりん/あくまきらー

入場無料!


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